スタッフより
彼女が生活する上で介助は必要不可欠ですが、制度で保障されてる時間数では彼女の「介助者を必要とする時間数」に満たないです。
その足りない時間を埋めるために、彼女は自ら大学を周り、ボランティアを探します。
そこで集まった学生達を、各自1回づつ自宅に招き、介助の体験をしてもらいます。レクリエーション的な楽しむボランティアとは違い、生活に密着している内容なので、人によってはその1回で辞めてしまう事もあります。
1回しか会わない人に自宅の場所を教え、生活すべてをさらけ出す…。
それは彼女が望む生活をするためには、通らないといけない道なのですが、
毎年毎年繰り返している彼女は時々疲れ、やるせなくなってしまいます。
そんな中で、1年近くかけて関係ができたボランティアさんとの外出や旅行は、すばらしく楽しく幸福な時間なのだそうです。
私たちのように仕事で関わっている介助者とは違い、ボランティアさんは無償です。その分、自らの意思で彼女の生活、彼女自身を支えていくココロがなければ出来ないことです。また、まだ20歳にも満たない学生さんをそんな気持ちに成長させていく…彼女にはなにかひきつけられるものがあるのでしょうか。
|